世界中の考古学ファンに衝撃を与えたのが、モアイ像の胴体発掘プロジェクト(EISP: Easter Island Statue Project)が公開した発掘記録です。地表に露出していた頭部の下を掘り進めたところ、地中から長さ5メートル以上にも及ぶ胴体が完全な形で姿を現しました。
発掘されたモアイ像の全身画像を確認すると、細長い腕が胴体の側面に沿って伸び、下腹部あたりで両手を揃えるように指を重ねている姿がはっきりと確認できます。さらに、長年土の中に埋もれていたことで風化を免れ、石の表面にはノミの跡や彫刻のディテールが驚くほど鮮明に残されていました。
島内に現存する約1,000体近くのモアイ像の多くは、頭部だけの記念碑ではなく、本来は頭から胴体、腰回りまで緻密に設計された「全身像」として造られていたのです。