発売から約20年が経過した2000年、ガリガリ君はブランド存亡をかけた最大の転換期を迎えます。売れ行きが頭打ちになり、女性層や若年層の新規ファン獲得が急務となったことで、赤城乳業はガリガリ君の歴史における最大規模のブランドリニューアルを決断しました。
このガリガリ君のキャラクター変化を手掛けたのは、外部のイラストレーターやデザイナー陣でした。それまでの泥臭さを払拭するため、以下のような大胆なリファインが施されました。
- 目元と表情の修正:威圧感を与えていた鋭い視線から、丸みのある親しみやすい黒目へと変更。
- 口元と歯茎のデフォルメ:不評だったリアルな歯茎の描写をなくし、白く清潔感のあるアニメ調の四角い歯へと統一。
- 頭身と輪郭の調整:ゴツゴツした骨格をマイルドにし、愛嬌のあるぽっちゃり体型へシフト。
- ファミリー展開:後に甘党向けの妹キャラクター「ガリ子ちゃん」や、大人のプレミアム感を打ち出した「ガリガリ部」など、多彩な世界観を構築。
このリニューアルは見事に成功し、「買えない」と言っていた女性層の獲得に成功。ガリガリ君は「昭和の悪ガキ」から「平成・令和の国民的キャラクター」へと華麗な転身を遂げたのです。