そもそも、なぜ子どもはシャンプーハットを嫌がるのだろうか。小児科医の指摘によれば、子供が拒絶する最大の理由は「顔に水がかかる恐怖」だけでなく、「頭部を締め付けられる不快感」や「急に視界が遮られる不安」にあるという。無理やり頭に押し込めば、それだけでお風呂自体がトラウマになってしまいかねない。
恐怖心を和らげるには、いきなりお風呂場でぶっつけ本番の装着をしないことだ。日中のリビングで「魔法の帽子だよ」「これでお姫様(ヒーロー)に変身しよう!」とごっこ遊びを取り入れながら被せる練習をしてみよう。自分で鏡を見せて「似合っているね」と褒めることで、子供にとってハットが親しみやすい存在に変わる。
また、お風呂場ではシャワーの勢いを弱め、水圧による恐怖を与えない工夫も効く。頭を洗う最中に「今から泡を流すよ、数を10数えてみよう」と声をかけ、見通しを持たせると安心感が増す。ほんの少しの遊び心と声かけが、恐怖をワクワク感へと塗り替えていく。