最先端の「人事・組織コンサルティング」の現場においても、半世紀前に書かれたこの新書の価値は衰えるどころか、再評価の波が押し寄せている。アジリティ(俊敏性)や自律型組織の構築を目指すコンサルタントたちは、日本企業の課題の本質を突き止めるための概念的骨組みとして本書を参照しているのだ。
どれほど流行のフレームワークを導入しても、日本企業の「泥臭い人間関係の力学」を無視した改革は空走する。講談社現代新書が提示する分析軸は、現場の泥臭い葛藤を解消し、実効性の高い組織改革を断行するための必読のガイドラインとなっている。