ク・ハラ氏が歩んだ道のりは、光と影が激しく錯綜するものだった。当時、DSPメディアからデビューを果たし、ヒップダンスで爆発的な人気を博した『ミスター (Mister)』の大ヒットにより、彼女は一躍トップスターの座に上りつめた。しかし、スクリーンで見せる眩い笑顔の裏には、幼少期の深いトラウマが隠されていた。
彼女がまだ9歳の頃、母親は家を飛び出し、幼い兄弟を置いて姿を消した。父親は出稼ぎで全国を転々とし、ハラ氏は祖母の元で育った。過酷な育成環境と孤独を乗り越えて掴んだスターダム。急成長を遂げるK-POP業界の最前線で走り続ける彼女を支えていたのは、家族に対する複雑な愛憎と、自力で生きていくという強い意思だった。