テレビ特番で依頼主の自宅を訪れ、3時間で15品以上もの絶品料理を作り上げる伝説の家政婦の時短料理術。その裏側にあるのは、手先の早さだけではなく、徹底的に計算された「段取りの構造化」です。
志麻さんの作業フローを観察すると、まず冷蔵庫の食材をすべて把握した瞬間に「煮込み」「オーブン焼き」「フライパン調理」「生食・和え物」の4つの調理法へ同時並行で振り分けています。火の通りに時間がかかる煮込み料理やオーブン料理を最初の15分でセットし、加熱中にまな板の上で野菜の下処理や副菜の調味を進めることで、一切のアイドリングタイムを排除しています。
さらに、まな板やボウルの洗い物を最小限に抑えるため、「野菜を切る順番(香味野菜→色の薄い野菜→水分の出る野菜→肉・魚)」を厳格に固定。この無駄のない動作こそが、家庭でも応用できる真の時短の本質です。