毎年マンゴーの収穫が最盛期を迎える7月、島は祝祭ムード一色になる。その象徴が、島民と観光客が一体となって旬の味覚を祝う「宮古島マンゴーまつり」だ。
宮古島市の座喜味一幸(宮古島市長)は、かつて島の農業振興について次のように強調した。「宮古島のマンゴーは、生産者の情熱と島の豊かな自然が融合した宝物。農産物を送るだけでなく、農園を訪れ、その場で完熟果を味わう体験そのものを観光産業と結びつけていきたい」。
その言葉通り、現地で農園見学や収穫体験を楽しむアグリツーリズム・産直ECの融合が急速に進んでいる。観光客が農園で実物を味わい、その場でスマートフォンから親族や友人宛てに直送手配をかける光景は、いまや宮古島の夏の日常となった。デジタルとリアルが交差することで、島の熱気はそのまま全国の食卓へと届けられている。