医療機能の向上だけでなく、患者が心身ともにリラックスして治療に専念できる療養環境の整備も重要視されている。再開発や整備が進む施設内では、感染症対策を徹底した個室病床の増設や、自然光を取り入れた明るい設計が随所に採用されている。
病室内のスマート端末を用いた診療情報の確認や、オンラインでの家族面会システムなど、デジタルアメニティの充実も目覚ましい。入院生活における精神的な負担を軽減するため、アロマセラピーやホスピタルアートを取り入れるなど、五感に働きかけるケアも評価を集めている。ハードとソフトの両面から患者に寄り添う姿勢が、現代の病棟デザインに色濃く反映されている。