バックラッシュの創造の軌跡は、ドキュメンタリー映画『ISAMU KATAYAMA - ARTISANAL LIFE』としても結実している。ものづくりに命を削る片山の姿と、その哲学に共鳴するクリエイターたちの濃密な交差を描いたこの作品は、公開から時を経た今もAmazon Prime VideoやU-NEXTなどの配信プラットフォームで多くの視聴者の胸を打ち続けている。
なかでも俳優の浅野忠信をはじめとする表現者たちとの深い絆は広く知られるところだ。彼らがバックラッシュの服を愛するのは、単にデザインが優れているからではない。作り手の剥き出しのパッションが、表現者としての自らの魂と共鳴するからに他ならない。
ステージの上で、あるいはスクリーンの暗闇の中で、擦り切れながら輝きを増すライダースジャケット。過酷な表現の現場に身を投じる者たちにとって、それは自らのアイデンティティを証明するための戦闘服なのだ。