現在ノルウェーを統治するのは、1991年に即位した第3代国王ハーラル5世です。80代後半を迎えた現在も精力的に公務をこなしていますが、近年は心臓手術や呼吸器感染症による入退院を繰り返しており、健康状態に対する関心が常に高まっています。
ノルウェー王室の歴史は、1905年にスウェーデンとの同君連合を解消して独立した際、デンマーク王室からカール王子を初代国王ホーコン7世として迎えたことに始まります。その後、第2代オーラヴ5世、第3代ハーラル5世へと血統が受け継がれてきました。
現在の王位継承順位は以下の通り整理されています。
【ノルウェー王位継承順位】
・第1位:ホーコン王太子(ハーラル5世の長男/1973年生まれ)
・第2位:イングリッド・アレクサンドラ王女(ホーコン王太子の長女/2004年生まれ)
・第3位:スヴェレ・マグヌス王子(ホーコン王太子の長男/2005年生まれ)
・第4位:マッタ・ルイーセ王女(ハーラル5世の長女/1971年生まれ)
かつては男子優先の継承法でしたが、1990年の法改正により男女問わず出生順での継承が認められる絶対長子継承制へと移行しました(法改正前に生まれたホーコン王太子とマッタ・ルイーセ王女の間では特例としてホーコン王太子が第1位)。
王室の未来を担うキーパーソンとして圧倒的な期待を集めているのが、将来の女王となるイングリッド・アレクサンドラ王女です。王女は高校卒業後に軍に入隊し、工兵大隊で過酷な軍事訓練を受けるなど凛々しい姿を披露。国民からの好感度は極めて高く、王室のイメージ回復に向けた最大の希望とみなされています。