全珠連の検定試験における合格基準は明確に規定されています。珠算検定1級から3級では、乗算・除算・見取算の基本3種目に加え、選択種目(伝票算・暗算・応用計算など)を含む総合的な得点力が求められます。各級とも満点の70%から80%以上の得点が合格ラインです。
暗算検定においては、1級から6級まで乗暗算・除暗算・見取暗算の3種目が課されます。制限時間は各3分間で、各100点満点中80点以上(1級〜3級の場合)の獲得が必要です。頭の中にそろばんの珠を浮かべる珠算式暗算が定着していなければ、制限時間内に全問を解き切ることは困難です。
段位認定試験では、珠算・暗算ともに初段から最高峰の十段までが1つの試験問題によって判定されます。全珠連段位認定の強みは「種目別合格制度(保留制度)」が採用されている点です。得意種目で基準点(十段なら各科目一定以上の高得点)に達した場合、その有効期限内であれば次回以降に未達種目のみを集中的に伸ばして昇段を目指すことができます。この合理的なシステムが、数多くの十段保持者を輩出する原動力となっています。