街中や駅で見かける鮮烈なグリーンの車体を持つ新幹線の正式名称は、主にJR東日本が保有する「E5系」です。列車名としては、東京駅と新青森駅・新函館北斗駅を結ぶ最速達列車「はやぶさ」を中心に、停車駅の多い「やまびこ」「なすの」としても幅広く運用されています。
E5系最大の特徴は、国内の営業列車としてトップを誇る緑の新幹線最高速度「320km/h」での安定走行です(宇都宮駅〜盛岡駅間)。空気抵抗を極限まで低減し、トンネル突入時の微気圧波(いわゆるトンネルドン現象)を抑えるために開発された約15メートルにおよぶ先頭形状「アローライン」は、機能美と近未来的な迫力を兼ね備えています。
さらに車内設備においても革新をもたらしました。従来のグリーン車を上回る最上位クラス「グランクラス設備」を初めて本格導入。本革張りのリクライニングシート、専任アテンダントによる軽食やドリンクのサーブ(一部列車を除く)、静粛性を極限まで高めた空間設計により、高速移動にプレミアムな付加価値を定着させました。