「くいな橋」という珍しいひらがな交じりの駅名は、駅の東側を流れる鴨川(高瀬川合流部付近)に架かる歩行者・自転車専用橋「くいな橋」に由来しています。
かつてこの一帯は、鴨川と高瀬川の水運や豊かな湿地帯に囲まれた自然豊かな水辺でした。そこに飛来していた水鳥の「クイナ(水鶏)」にちなんで橋が名付けられ、1988年(昭和63年)の地下鉄烏丸線延伸(京都〜竹田間開通)に伴い、新駅の名称として正式に採用された経緯があります。
現在でも橋の上からは比叡山や東山の山並みを望むことができ、朝夕のジョギングコースや学生の通学路として地元住民に親しまれています。京都の長い歴史と豊かな自然の記憶を今に伝える、風情あるネーミングです。