Q1:一度ついた部屋干しの臭いは、普段の洗濯を何回か繰り返せば自然に落ちますか?
A1:残念ながら落ちません。モラクセラ菌が形成したバイオフィルムは耐性が極めて高く、常温の水と一般的な洗剤の組み合わせでは破壊できません。40〜50℃のぬるま湯を使った粉末酸素系漂白剤のつけ置き、または60℃以上のお湯による熱処理を行わない限り、乾燥後に再び悪臭が蘇ります。
Q2:サーキュレーターは首振りと固定、部屋干しにはどちらが効果的ですか?
A2:洗濯物の量と密集度によって使い分けます。洗濯物が多い場合は全体に風を当てるために「広角首振り」が有効ですが、厚手のパーカーやバスタオルなど特定の乾きにくい衣類がある場合は、その真下から「固定」で風を当て続ける方が局所的な乾燥時間を大幅に短縮でき、菌の繁殖を防げます。
Q3:ドラム式洗濯機で部屋干し臭が出やすいと言われるのはなぜですか?
A3:ドラム式は節水性能が極めて高いため、使用する水量が縦型洗濯機に比べて少なくなります。その結果、衣類から落ちた皮脂汚れや洗剤成分が繊維に再付着しやすく、すすぎ不足になりがちです。「注水すすぎ」の設定に変更するか、洗濯物の詰め込み量を定格容量の7〜8割に抑えることで劇的に改善します。
Q4:部屋干し臭を消すために熱湯をかけても服は傷みませんか?
A4:綿100%のタオルや下着、Tシャツであれば60〜80℃の熱湯に十分耐えられます。しかし、ポリエステルやポリウレタンが混紡された化学繊維は熱で縮んだりシワが固定化したりする恐れがあり、ウールやシルクは繊維が縮んで硬化します。必ず衣類の洗濯表示タグを確認し、熱に弱い素材は40℃程度のぬるま湯+酸素系漂白剤にとどめてください。