基本の結び方を習得した後に挑戦したいのが、よりボリューム感と高級感を演出できるダブルリボン結び方です。二重の輪が重なり合うことで、シンプルな無地のギフトボックスでも一気に華やかな印象へと昇華します。
ダブルリボンを綺麗に仕上げる裏ワザは、あらかじめ「8の字」を作るように輪を2つ折り重ねてから中央を絞る方法です。指にリボンを2周巻きつけてから中心を結ぶ「フィンガーテクニック」を用いれば、左右の輪の大きさが不揃いになる失敗を防ぎ、誰でも左右対称の完璧なプロポーションを作り出せます。
そして、ラッピング全体の完成度を決定づける最後の関門がリボン端の切り方と処理です。結び目がどれほど完璧であっても、リボンの端がボロボロとほつれていたり、歪んだ角度で切られていたりすると、一気に手抜き感が生じてしまいます。
端のカットには主に2つの王道スタイルがあります。
- 斜め切り(シャープな印象):リボンを平らに置き、繊維の織り目に対して45度の角度でスパッと鋭利なハサミで切り落とします。細幅のリボンやサテンリボンに最適です。
- 山切り・V字カット(クラシカルな品格):リボンの端を縦半分に山折りにし、折り目側から外側の角に向けて斜め上へハサミを入れます。太幅のリボンやグログランリボンに抜群の安定感をもたらします。
化学繊維(ポリエステル製サテンやオーガンジーなど)のリボンを使用する場合、カットした断面をライターの青い炎で0.5秒ほど素早く炙る(ヒートシール)ことで、繊維がわずかに溶けて固まり、永久にほつれなくなります。天然素材のコットンの場合は、無色のマニキュア(トップコート)や手芸用ほつれ止め液を断面にごくわずか塗布するのがプロの標準的な処理法です。