エリクソンが遺したライフサイクル論が示している最大の希望は、「人間の成長は成人したからといって決して終わらない」という事実です。かつての精神分析が幼児体験のみを絶対視しがちだったのに対し、エリクソンは最期の瞬間まで自我が更新され、成熟し続ける可能性を信じ抜きました。
今あなたが抱えている焦燥や孤独、迷いといった心理的葛藤は、決して生き方の失敗ではありません。それは新しい人間的活力(徳)を獲得するために精神が脱皮しようとしている、成長痛としての心理社会的危機に他ならないのです。自らの現在地を静かに見つめ、対立する感情をあるがままに抱きしめながら、次の一歩を刻んでみてください。 (出典: 発達 段階 エリクソン(Yahoo!ニュース))