11月のノミネート発表直後、SNS上では必ず「なぜあのバイラルヒット曲が入っていないのか」「事務所の力関係が働いているのではないか」といったレコード大賞 ネットの反応が飛び交います。このファンの期待値と選考結果のギャップには、明確な構造的理由が存在します。
第一に、レコード大賞 新人賞 条件における「デビュー時期」の定義です。TikTokやYouTubeで爆発的な再生回数を記録していても、インディーズ期間が長かったり、前年に配信限定でプレデビューしていたりする場合、規定上の「対象年度の新人」に該当しないケースが多々あります。
第二に、TBSの生放送番組としての演出面と、当日の生演奏に適応できる実演能力です。レコ大 出演者 タイムテーブルの進行において、新人賞の4組は17時30分からの放送開始後、前半のハイライトとなる18時30分前後に登場します。名門オーケストラの生演奏をバックに、生放送の一発勝負で堂々と歌い上げる生歌の実力がなければ、審査員の高評価は得られません。ネットの拡散力だけに頼る打ち込み主体のクリエイターが選ばれにくい背景には、こうした舞台構造上の制約があります。