Q1:オペラを初めて観に行く場合、どの日本人男性歌手の公演がおすすめですか?
A1:初めての方には、新国立劇場や二期会、藤原歌劇団が主催する名作オペラ(プッチーニ作曲『ラ・ボエーム』やヴェルディ作曲『椿姫』など)で主役・準主役を務めるトップテノールやバリトンの公演がおすすめです。また、藤木大地氏らが出演するカウンターテナーのリサイタルやガラ・コンサートは、親しみやすい名曲も多く含まれ、初心者でも圧倒的な歌唱美を存分に堪能できます。
Q2:日本人男性オペラ歌手の主な学歴や経歴ルートはどのようになっていますか?
A2:多くの場合、東京藝術大学、国立音楽大学、武蔵野音楽大学、愛知県立芸術大学、京都市立芸術大学などの音楽学部・大学院を卒業後、二期会オペラ研修所や新国立劇場オペラ研修所、昭和音楽大学オペラ研究所などで研鑽を積みます。その後、文化庁新進芸術家海外研修制度や各種財団の助成金を得てイタリア、ドイツ、オーストリアへ留学し、国際コンクールでの受賞を足がかりに欧州歌劇場や国内主要公演へデビューするのが王道ルートです。
Q3:テノールとバリトンの違いは声の高さだけですか?
A3:音域の高さだけでなく、「声の音色(声質・ティンブラ)」や担うドラマ上の役割が大きく異なります。テノールは明るく華やかな高音で青年貴族や恋する若き主人公を演じることが多く、バリトンは温かみと陰影のある中低音で父親、国王、好敵手、あるいは道化役など、人間味あふれる複雑な内面を表現する役どころを担います。