洗面台にコップを直置きした場合、わずか2〜3日で底面にピンク色の汚れが付着します。これはカビではなく「ロドトルラ」と呼ばれる酵母菌の一種で、水分と石鹸カスなどの皮脂汚れを栄養源にして爆発的に繁殖する特性を持っています。水分が滞留しやすいコップ底面は、まさに細菌の温床です。
コップを逆さまにして底面を浮かせると、内部に残った水分が重力によって自然落下し、空気の循環が生まれます。実地検証においても、直置きに比べて乾燥までの所要時間が約3分の1に短縮されることが確認されています。水分を物理的に残さない逆さコップ衛生管理は、薬品を使わずに雑菌繁殖を根本から断つ最も合理的かつ確実な洗面台ぬめり防止アイデアといえます。