MicrosoftがWindows 11でタスクバーの中央揃えをデフォルトに採用した背景には、タブレット端末でのタッチ操作性向上や、ワイドディスプレイにおける視線集中という意図がありました。しかし、オフィス現場やSNS・コミュニティでは「実務で著しく使いにくい」という悲鳴が上がっています。
実際のビジネス環境で中央揃えが敬遠される最大の理由は、「スタートボタンの座標が動的(可変)になってしまう」という点にあります。中央揃えの場合、ブラウザやExcel、Teamsなどのアプリを開いてタスクバー上のアイコンが増減するたびに、スタートボタンの位置がわずかに左右へズレ続けます。結果として、ユーザーはスタートボタンをクリックするたびに「現在の位置」を目視で確認しなければならず、無意識の認知的負荷(メンタルモデルの断絶)が発生していました。