現在、NetflixやFODなどのストリーミングサービスを通じて、当時を知らないZ世代やα世代がこの名作に触れる機会が増えている。そこでSNSを中心に巻き起こっているのが、「このイケメン、本当にあの竹内力なのか!?」という驚きと困惑の声だ。
『ミナミの帝王』の萬田銀次郎で見せるような、凄みのある関西弁とド派手なスーツ姿しか知らない若い世代にとって、チェロを奏でながら涙を流す彼の姿は新鮮以外の何物でもない。しかし、このギャップこそが彼の俳優としての底知れぬポテンシャルを証明している。かつて見せた繊細な表現力という土台があるからこそ、後年のアクの強いキャラクター造形にも深い説得力が宿るのだ。