ベランダでの日よけ設置で最も多いトラブルが「下側のバタつき」と「金具の脱落」です。マンションの高層階やビル風の通り道では、金具の強度だけでなく「風のいなし方」が成否を分けます。
シェードが落ちない環境を作るための現場テクニックは以下の3ステップです。
1. オーニングクリップによる受力点の分散
ハトメ(穴)の数が少ないシェードや、端部のたるみを抑えたい場合はオーニングクリップ留め具を活用します。布地を挟み込んでロックするだけで任意の位置に強固なフック穴を増設できます。端部だけでなく中央付近にもクリップを噛ませて留めることで、強風時の負荷を1点に集中させず、3〜4箇所へ均等に分散させることが可能です。
2. 「バンジーコード(ショックコード)」の併用
下部をベランダ手すりや重石に固定する際、麻ひもやビニール紐でガチガチに固定するのは逆効果です。風の逃げ場がなくなり、上部のサッシ金具にダイレクトに引き抜き荷重がかかります。伸縮性のあるゴム製ショックコード(バンジーコード)を間にかませることで、突風の衝撃をクッションのように吸収し、金具の脱落率を大幅に引き下げられます。
3. 下部固定にはウォーターウェイトまたはラティス固定
ベランダ手すりに結ぶスペースがない場合は、10リットル以上の注水式ウエイトを2基配置するか、重みのあるプランターのベースフレームに固定ロープを連結するのが鉄則です。