多くの受験生がテスト本番で失点する最大の要因は、「2地点の経度を足すべきか引くべきか」で混乱してしまう点にあります。この迷いを一瞬で解消するのが、以下の時差の計算公式3ルールです。
【ルール①:同じ仲間(東経同士、または西経同士)なら「引き算」】
2つの地点がともに「東経」にある場合、あるいはともに「西経」にある場合は、大きい方の経度から小さい方の経度を引いて経度差を求めます。
・例:東経135度(日本)と東経60度の地点 → 135 − 60 = 75度差 → 75 ÷ 15 = 5時間の時差
【ルール②:異なる仲間(東経と西経)なら「足し算」】
一方が「東経」で、もう一方が「西経」の場合は、本初子午線(経度0度)を挟む形になるため、2つの経度を足して経度差を求めます。
・例:東経135度(日本)と西経75度(アメリカ東部) → 135 + 75 = 210度差 → 210 ÷ 15 = 14時間の時差
【ルール③:時刻の決定は「東(右)なら足す・西(左)なら引く」】
求めた時差を足すのか引くのかは、数直線の位置関係で決定します。基準となる地点に対して、求めたい地点が「東(右側)」にあれば時差を足し、「西(左側)」にあれば時差を引きます。
進学校の指導現場でも推奨されている時差問題の裏ワザは、問題用紙の余白に即座に「東西の数直線」を描くことです。左端に西経180度、中央に経度0度(本初子午線)、右端に東経180度を配置し、2地点をプロットします。この視覚化作業を挟むだけで、足し算・引き算の判断ミスはゼロになります。