世界のフットボールシーンを見渡しても、クロアチア代表が残してきた足跡は特異と言うほかありません。旧ユーゴスラビアからの独立後、初のW杯となった1998年大会でいきなり世界3位へ登りつめると、2018年ロシア大会では決勝進出、2026年カタール大会でも強豪ブラジルをPK戦の末に撃破して3位入賞を果たしました。大国に囲まれるヨーロッパ予選を安定して突破し、クロアチア代表のFIFAランキングにおいても常に世界のトップ10前後を堅守し続けています。
彼らがこれほどまでに勝てる最大の理由は、単なるフィジカルや個々のテクニックではなく、「トーナメントにおける究極の試合運びの巧さ」にあります。延長戦やPK戦に突入した際に見せる異常なまでの勝負強さは、世界中の指揮官から畏怖されています。2018年大会では決勝トーナメントの3試合連続で延長戦を戦い抜き、2026年大会でも日本代表やブラジル代表を相手に120分間の消耗戦を制しました。