災害時に必ずと言っていいほど発生するのが、ソーシャルメディアを舞台とした不確かな噂やデマ情報の拡散です。今回のM7.1地震においても、すでに真偽不明な情報が一部で拡散されており、注意が必要です。
災害社会心理学の知見では、未曾有の恐怖や不安に直面した集団は、「不安を誰かと共有したい」「早く原因を特定したい」という防衛本能から、真偽を確かめずにセンセーショナルな投稿をリポストしてしまう心理的バイアス(確証バイアス・集団極性化)に陥りやすいとされています。
代表的な誤解とファクトチェックは以下の通りです。
- 誤解1:過去の災害映像を「いまの現地の様子」として拡散する投稿
→ 過去の震災や津波の映像を現在の速報と偽って投稿し、インプレッションを稼ごうとするアカウントが存在します。発信日時や元ソースを確認してください。 - 誤解2:科学的根拠のない「予言」「人工地震説」などの陰謀論
→ 地震予知は現代の科学水準では特定の日時・場所をピンポイントで予測することは不可能です。気象庁や公的研究機関の発表のみを判断根拠にしてください。 - 誤解3:むやみな救助要請の拡散
→ 住所や状況が曖昧な救助要請を善意で拡散すると、救助機関の回線を圧迫し、本当に必要な現場への救助遅延を招きます。要請は本人が110番・119番または公式窓口に行うのが鉄則です。