原稿用紙を書き始める際、最初に直面するのが表題(タイトル)と氏名の配置です。一般的な縦書き原稿用紙(400字詰めなど)では、美しいレイアウトを保つための標準的なマス目の割り振りが確立されています。
まず、タイトルは1行目の上を3マス空けて4マス目から書き始めるのが標準です。文字数が多くて収まりきらない場合は、上を2マス空けにするなどして調整しますが、極端に上部に詰めすぎない配慮が求められます。
次に、氏名(名前)は2行目に書きます。このとき、名前の末尾が一番下のマスから1マス空くように配置するのがルールです。名字と名前の間にも1マス分のスペースを空けます。学生の提出物などで学校名や学年・組を指定されている場合は、2行目に所属を書き、3行目に氏名を書く形をとりますが、この場合も氏名の下は1マス空けるのが基本作法です。
本文は、タイトルと氏名を書いた次の行(通常は3行目または4行目)からスタートします。本文の書き出しおよび新しい段落に移る際は、必ず先頭のマスを1マス空ける「一字下げ」を行います。これは文章の構造を視覚的に明瞭にするための必須ルールであり、段落の切り替えで1字下げを忘れると、形式違反として明確な減点対象になります。