乳液とクリームの違いは?両方塗るべきか片方で十分かプロが徹底解剖

乳液とクリームの違いは?両方塗るべきか片方で十分かプロが徹底解剖

乳液とクリームの違いは?両方塗るべきか片方で十分かプロが徹底解剖の真相や最新動向に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。

乳液とクリームは、どちらも水と油を界面活性剤で混ぜ合わせた「エマルション(乳化)」製剤ですが、その配合比率とテクスチャー設計が根本から異なります。

化粧水で肌に与えた水分は、そのまま放置するとわずか数分で蒸発し、かえって肌内部の水分まで奪う「過乾燥」を招きます。そこで油分によるフタが必要になりますが、化粧水・乳液・クリームの役割には明確なグラデーションが存在します。

項目乳液(ミルク)保湿クリーム編集部の見解・評価水分と油分の比率水分:約70〜80%
油分:約15〜25%水分:約40〜60%
油分:約35〜50%乳液は「水分補給+柔軟」、クリームは「油分密閉+保護」に特化。主な役割と機能角層を柔らかくほぐし、油分を均一に行き渡らせる強力な油膜でバリア機能をサポートし、水分の蒸散を防ぐ肌のゴワつきには乳液、粉ふきや深い乾燥にはクリームが必須。テクスチャーと使用感みずみずしく、サラッと伸びてベタつきにくいコクがあり、しっとりと肌に密着して保護膜感を残す朝のメイク前は乳液、就寝中の摩擦・エアコン対策にはクリームが好適。適した肌状態普通肌、脂性肌、皮脂分泌が活発なTゾーン乾燥肌、敏感肌、目元・口元などの乾燥部位皮脂腺の少ない部位にはクリームの濃厚な油分が不可欠。

日本化粧品工業連合会の技術指針や処方設計の基準を検証すると、乳液は肌表面の「皮脂膜」に近いエマルションバランスを持ち、硬くなった角層細胞同士の隙間に入り込んで肌をふっくら整える働きに長けています。一方で、クリームはワックス類や固形オイルを多く含むため、物理的なラッピング効果によって長時間のうるおい密閉を可能にします。

吉田 誠
著者

吉田 誠

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。