現役の保育士やWebデザイナーへのヒアリング取材を行うと、ダウンロードされる素材や手書きされるイラストには明確な「選定基準」が存在することが分かります。
都内の認可保育園で主任を務める教諭(保育歴14年)は、保育園おたより素材の選定基準について次のように現場の実情を明かします。
「毎月のおたよりはモノクロ印刷が基本です。グラデーションが多用された凝ったイラストは、輪転機を通すと黒くつぶれてしまい子どもたちに見えづらくなります。線画がシンプルで余白が多く、表情がパッと認識できる手書き風の魚イラストが一番使いやすいですね」
また、販促バナーを手掛けるフリーランスデザイナーからは、素材加工の観点から次の証言が得られました。
「クライアントワークでは、魚単体だけでなく海藻やサンゴと組み合わせて配置することが日常茶飯事です。そのため、レイヤー未統合のデータや、境界線が滑らかに処理された透過PNGダウンロード素材であることが必須条件になります」
現場の声に共通しているのは、「装飾過多でないこと」「視認性が高いこと」「利用目的に応じた解像度や形式が備わっていること」の3点です。