セラム市場が急拡大する一方で、SNSや大手口コミプラットフォームでは、高濃度セラムを巡る深刻なトラブルや批判的な投稿が相次ぎ、一時ネット上で炎上状態に発展する事例が散見されました。噂の真相と、その経緯解説を詳しく紐解いていきます。
発端となったのは、海外製や新興D2Cブランドが相次いで発売した「ピュアレチノール1%超」や「ピュアビタミンC 25%超」を謳う超高濃度セラムの流行です。TikTokやX(旧Twitter)では、一部の美容インフルエンサーが「これを使えば一晩で肌が剥離して毛穴が消える」といった誇大表現で煽動。これを受けた一般ユーザーの間で、使用直後からの激しい皮剥け、赤み、接触皮膚炎、接触性アレルギーの発症が多発しました。
ネットの反応を分析すると、以下のような生の声が急速に拡散されたことが確認できます。
「SNSで絶賛されていたセラムを使ったら、顔中が真っ赤に腫れ上がり皮膚科に駆け込む羽目になった」
「好転反応(A反応)だから我慢しろというインフルエンサーの言葉を信じて塗り続けたら、ビニール肌になって肌バリアが完全に崩壊した」
知恵袋や美容系掲示板では、肌トラブルを起こした被害者による投稿が連日寄せられ、「成分の危険性を隠してアフィリエイト報酬目的で煽る情報発信者」や「適切な使用上の注意を明記しない一部の並行輸入品販売業者」に対する激しいバッシングへと発展しました。
この炎上騒動の真相は、製品そのものの欠陥というよりも、「セラム=高濃度=塗れば塗るほど良い」という消費者の短絡的な思い込みと、リスク説明を怠った過剰マーケティングの歪みにありました。肌のターンオーバーを超えた過度な刺激は、角層の菲薄化を招き、深刻な色素沈着や慢性的な敏感肌を引き起こす引き金となったのです。