旅行計画を立てるうえで、事前に知っておくべき「盲点」が2点存在します。
第1の盲点は、「岳温泉からスキー場までの登坂路」の厳しさです。東北自動車道・二本松ICから岳温泉街までは比較的緩やかな勾配ですが、温泉街を抜けて奥岳へと向かう県道386号線は、標高差約400メートルを一気に駆け上がる急坂とヘアピンカーブが連続します。降雪直後や気温が急激に低下する夕方は、完全なミラーバーンや圧雪凍結路に変貌します。2WDのスタッドレスタイヤ車が登坂不能で立ち往生するトラブルが毎シーズン発生しており、4WD車での来場、またはチェーンの携行が必須です。
第2の盲点は、「富士急系列=アミューズメントパーク的な賑やかさ」という先入観です。富士急ハイランドのような派手なエンタメ施設や最新アクティビティを想像して訪れると、その素朴で落ち着いたローカルリゾート感に拍子抜けするかもしれません。しかし、これこそが「静かに雪山と向き合いたい」「人混みを避けてゆったり過ごしたい」と願う層にとっての隠れた美点となっています。