ネット検索で「北村総一朗 息子 俳優」と入力した際、真っ先に名前が挙がるのが、映画や大河ドラマ、数々の現代劇で強烈な存在感を示す北村有起哉です。顔立ちの端正さのなかに漂う骨太な雰囲気、そして卓越した演技力から、「北村総一朗の息子に違いない」と信じ込んでいる視聴者は少なくありません。
結論から申し上げると、北村総一朗と北村有起哉の間に血縁関係は一切ありません。親子でもなければ、親戚関係にもない赤の他人です。
では、なぜこの二人が親子であると誤認されたのでしょうか。最大の要因は、同じ「北村」という苗字を持つこと、そして北村有起哉が正真正銘の「大物俳優の息子(二世俳優)」であるという事実です。北村有起哉の実の父親は、日本演劇界の巨頭として知られた文学座の看板俳優、故・北村和夫氏(2007年逝去)です。
北村有起哉の家族構成は以下の通り、演劇界の名門一家として知られています。
- 実父:北村和夫(文学座を代表した名優)
- 実姉:北村由里(文学座所属の女優)
- 妻:高野志穂(女優・朝ドラ『さくら』ヒロイン)
昭和・平成の映画やテレビドラマで主役・脇役として重厚な足跡を残した「北村和夫」と、同じく名脇役としてお茶の間に浸透していた「北村総一朗」。大衆の記憶の中でこの二大名優のイメージが無意識に混ざり合い、「北村有起哉の父親=北村総一朗」という誤った図式がネット上で独り歩きしてしまったのです。