東灘図書館が多くの学習者を惹きつける理由は、単なる立地の良さだけではありません。現地に足を踏み入れるとすぐに実感できるのが、五感を意識した先駆的な空間プロデュースです。平成23年(2011年)9月23日に現在地へ移転リニューアルオープンして以来、同館は「滞在型図書館」のモデルケースとして設計されました。
1階のエントランスをくぐると、館内には心地よいハーブの微香が漂っています。さらに2階の閲覧フロアへ上がると、空調音を和らげるように小鳥のさえずりやせせらぎといった微細な環境音がBGMとして静かに流されています。完全な静寂ではなく、適度なマスキング効果を持つ音響空間が整備されているため、「長時間の集中でも閉塞感を感じにくい」という評判が定着しています。
SNSや口コミサイトにおけるネットの反応を分析すると、高評価と低評価の二極化が顕著に現れています。
好意的な意見としては、「自然光が差し込む明るい設計でモチベーションが上がる」「周囲の利用者もマナーが良く、大学受験や資格試験の追い込みに最適」という声が多数を占めます。一方で、ネガティブな不満の9割以上は混雑状況の激しさに集中しています。「土曜日の10時15分に到着したがすでに満席だった」「多目的室が閉鎖されていて無駄足になった」といった投稿が散見され、座席供給数が需要に追いついていない実態が生々しく浮き彫りになっています。