中国のネット空間において、ウクライナへの直接的な支持表明は今なおリスクが高い。投稿は即座に削除され、アカウントが凍結されることもある。しかし、市民は知恵を絞り、文学や歴史の文脈を借りてウクライナへの同情を示している。例えば、大国に翻弄される小国の悲劇を描いた古典小説の一節を引用したり、戦争の悲惨さを伝える海外のドキュメンタリーの翻訳を共有したりする手法だ。
特に都市部の高学歴層の間では、ロシアの侵略行為そのものに対する道義的な批判が根強く存在する。彼らは公式発表を鵜呑みにせず、VPN(仮想専用線)を利用して海外のニュースソースにアクセスし、多角的な情報を得ている。こうした層にとって、ウクライナの抵抗は「主権と領土の一体性」という、中国政府自身が掲げる大原則に照らし合わせても支持されるべきものとして映っている。