2026年2月に75歳の誕生日を迎えた中村雅俊ですが、その表現者としての情熱はいささかも衰えを見せていません。長年牽引してきた個人事務所エム・ジェイ・エンタープライズからノースプロダクションへの移籍を経て、現在はより柔軟かつ意欲的な活動を展開しています。
毎年のライフワークとなっている全国コンサートツアーやビルボードライブ公演では、キーをほとんど下げることなく『ふれあい』や『心の色』『恋人も濡れる街角』を伸びやかに歌い上げ、往年のファンを魅了し続けています。シルバーヘアを自然になびかせ、仕立てのよいジャケットを羽織る立ち姿は、「日本で最もダンディな70代」と評されるにふさわしい風格を漂わせています。
また、東日本大震災で被災した故郷・宮城県女川町の復興支援にも長年深く関わり続けており、地域に寄り添う誠実な姿勢は地元住民からも絶大な尊敬を集めています。飾らず、驕らず、目の前の人々を愛し続ける――その生き方そのものが、彼の現在の姿に圧倒的な説得力を与えています。