二人の出会いは、2002年1月期に放送されたフジテレビ系ドラマ『恋ノチカラ』の現場に遡る。深津絵里演じる主人公・本宮籐子の等身大の働く女性像は社会現象となり、劇中で彼女が身にまとっていたオーバーサイズのコートやキャスケットといった洗練されたスタイリングは、当時の女性たちの間で爆発的なトレンドとなった。その衣装全般を手がけていたのが白山春久氏であった。
現場での妥協のない服選びとキャラクターへの深い解釈を通じて、二人は急速に意気投合。職人気質である深津にとって、自身の魅力を最も引き出してくれる白山氏のプロフェッショナルな眼差しは、仕事仲間としての尊敬を超え、深い恋愛感情へと発展していったとされる。
交際が決定的な形で世に知られるきっかけとなったのは、2006年7月に報じられた写真週刊誌『FRIDAY(フライデー)』のスクープだった。雨の降る夜、一つの傘に寄り添いながら歩く二人の姿が鮮明に激写された。白山氏が深津の肩を抱き寄せ、自然体で微笑み合うその写真は、作為のない本物の愛を感じさせる名ショットとして大きな話題を呼んだ。当時から白山氏は裏方でありながら、長身で引き締まった体躯と洗練された着こなしで知られ、業界屈指の伊達男として有名であった。