木本と草本は何が違う?樹木の定義から竹やバナナの真相まで徹底解説

木本と草本は何が違う?樹木の定義から竹やバナナの真相まで徹底解説

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植物の形態分類に触れる際、最初につまずきやすいのが「木本」の読み方です。一般には「きもと」「ぼくほん」と誤読されがちですが、植物学や林学における正確な学術的読み方は「もくほん」です。対となる草の植物は「そうほん(草本)」と呼びます。

日常用語である「樹木(じゅもく)」と学術用語の「木本植物」はほぼ同義として扱われますが、植物学における木本植物の定義には厳密な要件が定められています。農林水産関連の学術文献や植物形態学の定説によると、木本植物とは単に「背が高い」「幹が固い」という外見上の特徴だけでなく、以下の3つの条件を継続的に満たす植物体を指します。

第1に、地上部の茎(幹)が多年にわたって生存し続ける「永属性」を有すること。第2に、細胞組織に強固な支持力を与える成分が蓄積する「木化(もくか)」が起きること。そして第3に、茎の内部にある分裂組織によって太さを増していく「肥大成長」を行うことです。冬や乾季に地上部が完全に枯れ果てて地下茎や種子だけで越冬する草本植物とは、個体としての生存戦略が根本から異なります。

山崎 陸
著者

山崎 陸

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