ダウンタウン元マネージャーの現在|岡本・藤原ら歴代幹部の大出世の真相

ダウンタウン元マネージャーの現在|岡本・藤原ら歴代幹部の大出世の真相

ダウンタウン元マネージャーの現在|岡本・藤原ら歴代幹部の大出世の真相にまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。

吉本興業において、マネージャーが代表取締役社長へと登り詰める人事は決して突飛な例外ではありません。そこには、吉本の近代化を推し進めた元常務取締役・木村政雄氏の時代から脈々と受け継がれてきた組織的DNAが存在します。

木村政雄氏はかつて、破天荒を極めた横山やすし・西川きよしのマネージャーを務め上げ、その後、大阪吉本の若手育成拠点であった「心斎橋筋2丁目劇場」を立ち上げてダウンタウンを世に送り出した伝説的な仕掛け人です。木村氏は「タレントの才能に頼るだけでなく、優秀なプロデューサー・マネージャーがビジネスを設計しなければエンタメ企業は生き残れない」という思想を掲げ、マネージャーの地位向上と経営幹部への積極登用を推し進めました。

吉本興業の歴代社長を辿ると、林裕章氏や大﨑洋前会長、そして現職の岡本昭彦氏に至るまで、トップタレントの現場マネージャーとして泥水をすすり、現場の酸いも甘いも噛み分けた叩き上げが会社の舵取りを担ってきた歴史があります。財務や法務のエリート官僚ではなく、「芸人の生態と現場の熱量を誰よりも深く知る人間」をトップに据えることこそが、創業100年を超える老舗興行会社が激動の時代を生き抜くための掟だったといえます。

林 結菜
著者

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。