結論から明言すれば、「Toshlの洗脳が現在も解けていない」という言説は、事実無根のデマであり完全な誤解です。彼は2010年1月に開いた決別会見以降、カルト団体との関係を完全に断ち切っており、司法の場でも被害者としての立場が法的に確定しています。
それにもかかわらず、ネット掲示板やSNSで定期的にこの噂が浮上する背景には、3つの明確な要因が存在します。第1に、「Toshl=洗脳騒動」という平成の芸能史に残る強烈なパブリックイメージが、事件を知らない若い世代やライト層にまで固定観念として刷り込まれている点です。
第2に、2018年頃から本格化した「龍玄とし」への改名や、スイーツ好きを前面に出したバラエティ番組への露出、さらには絵画個展の開催といった独自の活動方針です。往年の「孤高のロックスター」というイメージに固執する一部のファンが、彼の開放的で柔和な変貌を受け入れられず、「また誰かに指示されてキャラ変させられているのではないか」と邪推したことが噂の温床となりました。
そして第3の決定打が、X JAPANの事実上の活動停止状態とYOSHIKIとの不仲説です。「YOSHIKIと距離を置き、バンドに戻らないのは、新たな団体や黒幕にコントロールされているからではないか」という短絡的な憶測がネット上で独り歩きし、検索ワードとして定着してしまったのが実情です。