調理器具の進化に伴い、耐熱皿+ラップ以外の選択肢も広く定着しています。特にSNSや料理コミュニティで絶大な支持を集めているのが、岩谷マテリアル社が展開する高密度ポリエチレン製ポリ袋「アイラップ」を用いたレンジ調理です。
アイラップを活用する最大の利点は、ボウルや耐熱皿といった洗い物が一切出ない点にあります。水洗いしたブロッコリーを小房に分け、水滴が付いたままアイラップに入れ、袋の口を結ばずに「くるりと下へ折りたたむ」だけで準備完了です。蒸気が袋全体に効率よく循環するため、耐熱皿よりも加熱ムラが生じにくく、ふっくらとみずみずしい仕上がりを実現できます。加熱後はそのまま袋の中でマヨネーズや和え物の調味料を加えて混ぜ合わせられるため、朝の忙しいお弁当作りでも絶大なタイパを発揮します。
一方、シリコンスチーマーを使用する場合は、底面にある波形構造やすいが余分なドリップ(水分)を落としてくれるため、よりホクホクとした仕上がりを好む方に適しています。少量の塩(ひとつまみ)を振ってから加熱すると、浸透圧によって水分が適度に抜け、鮮やかな緑色が引き立ちます。
加熱後の鮮度保持と色鮮やかさの維持には、取り出した直後の扱いが影響します。加熱完了後、長時間ラップをかけたまま放置しすぎると、自身の熱で過加熱状態が続き、緑色の色素であるクロロフィルが分解されて黄色〜茶色に変色してしまいます。蒸らし時間を1分取った後は、速やかにラップを開けてうちわや扇風機などで急速に冷ますことで、お弁当に入れてもくすまない鮮明なグリーンを維持できます。