受験生コミュニティで流布している言説の中には、明確な誤解や時代遅れの情報が数多く存在します。
最大の誤解は、「難しい専門用語をたくさん使って答えた方が高評価になる」という神話です。大学教授である面接官は、高校生が背伸びして聞きかじりの専門用語を使うことなど即座に見抜きます。重要なのは難解な語彙ではなく、「自分の言葉で噛み砕いて論理的に説明できているか」です。無理に難しい言葉を使おうとして論理が破綻する受験生は毎年後を絶ちません。
また、オンライン面接のマナーに関する誤解も深刻です。「自宅だから上半身だけスーツを着て、下はスウェットでもバレない」と高を括っていると、面接官から「立ち上がって周囲を映してください」と指示された瞬間に不正行為・マナー違反として処理されます。さらに、画面内の面接官の顔ばかり見ていると、相手側からは「終始伏し目がちで自信がない」ように見えてしまいます。話すときはWebカメラのレンズを直視するというデジタル特有の作法を訓練しておく必要があります。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
近年の大学入試において、面接試験を突破して合格を勝ち取れる受験生と、直前で足元をすくわれる受験生には明確な境界線が存在します。
【面接試験で高評価を得られる受験生】
- 予期せぬ質問に対しても、知ったかぶりをせず「申し訳ありません、その点については存じ上げませんが、私は〇〇のように考えます」と誠実に思考を開示できる人。
- アドミッション・ポリシーを熟読し、大学が求める人物像と自らの将来像を高い解像度で接続できている人。
- 挨拶、お辞儀、身だしなみといった非言語コミュニケーションを日頃から無意識に実践できる人。
【選考対策を見直すべき・慎重になるべき受験生】
- 志望理由書に書いた内容をただ丸暗記し、一言一句違わずに再生することに執着している人。
- 「面接官を論破してやろう」「自分の実績を誇示しよう」と独りよがりな自己アピールに終始する人。
- 模擬面接などの客観的なフィードバックを受けず、主観的な思い込みだけで本番に臨もうとしている人。