国内の素材市場において二大巨頭として君臨し続ける「イラストAC」と「いらすとや」。実際の現場ではどのような評価を受け、どのように使い分けられているのでしょうか。デザイン事務所や企業のインハウスデザイナーを対象とした聞き取り調査から、現場のリアルな実態が浮かび上がってきます。
まず「イラストAC評判」についてです。現場のデザイナーからは「『クリスマスツリーイラスト無料素材』で探す際、日本人好みの繊細な水彩風や、地域のチラシにぴったりなファミリー向けの絵柄が確実に手に入る」という利便性を評価する声が根強くあります。一方で、無料会員に対するダウンロード待機時間(15秒)や検索回数制限が年々強化されている点に対し、SNSや知恵袋などでは「急ぎの業務では実質的に無料のまま使い続けるのは厳しい」という率直な意見も噴出しています。プロの現場では、制作コストと割り切って有料プランを契約するか、急ぎの1点のみを厳選してダウンロードする運用が定着しています。
一方、「いらすとやクリスマスツリー現在」のポジションは非常に独特です。官公庁の広報資料からテレビ番組のフリップまで席巻した結果、一般層への浸透度は群を抜いています。しかし、都内のブランディングエージェンシーに所属するアートディレクターは次のように証言します。
「いらすとやさんのツリーは、親近感や安心感を伝える文脈では今なお最強です。しかし、20代〜30代をターゲットにした洗練されたカフェの販促や、ハイエンドなアパレルECで使うと、ブランドのトンマナが一瞬で崩れてしまう。『クリスマスツリーイラストおしゃれ』という検索を行うユーザーは、記号化された定番感からの脱却を求めており、手書きのラフな線画や北欧テキスタイル調の素材へ流れるケースが目立ちます」