死刑確定後の白石隆浩は、東京拘置所の中でどのような日々を過ごしていたのか。事件の重大さに比して、本人が法廷や接見室で見せ続けた態度は、遺族の処罰感情を逆なでするものでした。
裁判中から白石は、遺族への真摯な謝罪や悔悟の念をほとんど見せず、「拘置所生活でお金を支援してくれる女性と知り合いたい」「普通の女の子と結婚したい」といった身勝手な欲望を平然と口にしていました。実際に拘置所には、犯罪心理に関心を持つ者やいわゆる「獄中ファン」と呼ばれる支援者から多数の手紙や差し入れが届いており、白石は面会に来たフリージャーナリストや支援者らと頻繁に接見を繰り返していました。
その中で取り沙汰されたのが「白石隆浩の獄中結婚」に関する真相です。複数の週刊誌や実話誌の報道によると、白石は獄中で熱心に文通を続けていた支援者の一般女性と婚姻届を提出し、一時的に籍を入れていた時期があったことが確認されています。しかし、この獄中結婚は罪を悔い改めて精神的支えを得るためのものではなく、面会制限をすり抜けて私物の差し入れや外部との連絡手段を維持するための実利的な手段に過ぎなかったと見られています。
白石を担当した元弁護人は、メディアの単独インタビューにおいて白石との最後の接見時の様子を証言しています。
「『また来るね』と別れてからわずか3日後だった」――法務省は突如として刑を執行。再審請求を行わず、自ら控訴を取り下げていた白石元死刑囚に対し、確定から約3年という近年の死刑執行ペースとしては極めて異例の早さで刑が執行されたのです。
最期まで自らが奪った9つの命の重さと向き合うことなく、自己愛と刹那的な欲求に終始した白石元死刑囚。元弁護人が「彼が本当の意味で自分の罪を償い、命の重さを理解する瞬間はあったのか」と問い続ける通り、遺族にとって心の傷が癒えることは永遠にありません。