バレーボールのトップシーンにおいて、男子のネットの高さは243cmに設定されています。西田が叩き出す最高到達点350cmは、ネットから実に1m以上も高い位置でボールをヒットしている計算になります。
一般的な成人男性の垂直跳び(助走なし)の平均が約50〜55cmであるのに対し、西田有志の垂直跳び記録は90cm以上、助走をつけたスパイクジャンプでは105cm〜110cm近く跳び上がっていると分析されています。身長186cmの選手が350cmの打点に到達することは、2mクラスの選手が軽く跳んでマークする打点を、純粋な跳躍力のみで凌駕していることを意味します。
高校時代(海星高校)の記録を振り返ると、当時すでに最高到達点は340cmを超えており、Vリーグ入り後にウエイトトレーニングとフォームの最適化を進めたことで、現在の350cmの大台へと到達しました。スパイク到達点におけるこの成長曲線こそが、彼を国際大会のベストサーバーやベストスコアラーへと押し上げた最大の要因です。