1990年代後半の日本のロックシーンに突如現れ、「There will be love there -愛のある場所-」や「冷たい花」などのメガヒットを連発したthe brilliant greenの現在は、公式な解散を行わないまま活動休止状態を保っている。
ギタリストの松井亮が2010年に脱退した後は、川瀬智子と奥田俊作の2人体制となった。では、多くのファンが切望するブリグリの再結成やライブ活動再開の可能性はあるのだろうか。
現在、ストリーミングサービスの世界的な普及に伴い、90年代J-ROCKの良質なメロディとブリットポップを取り入れたサウンドは海外のリスナーからも熱い視線を集めている。レコード盤の再プレスやリマスター音源の配信など、作品自体のアーカイヴ化は着実に進んでおり、バンドとしての権利関係やプラットフォームは健全に維持されている。
2人体制であること、そして夫婦という最も近しい関係性であることから、本業としての活動再開は「本人のクリエイティブ意欲とタイミング次第」でいつでも実現可能な状態にある。フルタイムのバンド活動への復帰は慎重であるものの、アニバーサリーや特別なプロジェクトを契機とした電撃的なアコースティック企画や楽曲発表の余地は十分に残されている。