Q1:過呼吸で死んでしまうことはありますか?
A1:純粋な過換気症候群(精神的・機能的な過呼吸)だけであれば、体内の酸素は十分に満ちているため、窒息して死に至ることは医学的にまずありません。極限までいくと脳の防衛反応により意識を失うことがありますが、意識が途切れると呼吸中枢が自動制御に戻り、血中二酸化炭素濃度は自然に正常値へ回復します。ただし、前述の通り心筋梗塞や肺塞栓などの重大疾患が隠れている場合は生命の危険があるため、鑑別が極めて重要です。
Q2:発作が起きたとき、水を飲ませても大丈夫ですか?
A2:発作の最中に無理やり水を飲ませるのは誤嚥(ごえん)や窒息の危険があるため絶対に避けてください。呼吸が激しく乱れている状態で液体を口に含むと、気管に水分が入り込み激しいむせ込みや肺炎を誘発します。完全に呼吸が落ち着き、自分でコップを持って普通に会話ができるようになってから、常温の水を少しずつ飲ませるようにしてください。
Q3:過呼吸になりやすい人の性格や特徴はありますか?
A3:几帳面で完璧主義、他人の感情に敏感で断ることが苦手な「過剰適応タイプ」の人が発症しやすい傾向にあります。また、日頃から無意識に息を止める癖がある人や、睡眠不足・過労が重なっている人は、自律神経のバランスが崩れて発作の閾値(いきち)が著しく低下するため注意が必要です。