海のハローワークを活用して船乗りを目指す場合、どのような手順を踏めばよいのか。具体的なアクションプランを整理しました。
ステップ1:最寄りの地方運輸局・窓口へのコンタクト
まずは全国各地の地方運輸局(関東運輸局、近畿運輸局、九州運輸局など)や、主要な港湾都市に置かれた運輸支局・海事事務所の「船員職業安定窓口」へ問い合わせます。事前に電話等で予約を入れておくと、希望する船種(内航貨物船、セメント船、ケミカルタンカー、旅客フェリーなど)に応じたきめ細かなカウンセリングを受けられます。
ステップ2:求人票の精査とマッチング
窓口で提示される求人票には、基本給だけでなく航海手当、休暇日数、乗船サイクル、Wi-Fi環境の有無まで詳細に記載されています。未経験者を自社で育成する計画(6級海技士などの国家資格取得費用を負担する制度)を持つ企業を優先して紹介してもらうのが定石です。
ステップ3:面接と採用内定
企業との面接を経て内定が決まると、乗船に向けた実務手続きへと移行します。
ステップ4:船員手帳の申請と交付
船に乗って仕事をするためには、身分証明および航海履歴を公的に証明する「船員手帳」の取得が義務付けられています。取得の流れは以下の通りです。
・国土交通省が指定する「船員法指定医師」による所定の健康診断を受診し、「船員健康証明書」の発行を受ける。
・住民票、写真(縦4.5cm×横3.5cm)、手数料、雇用関係を証明する書類を持参し、地方運輸局の窓口へ申請する。
・書類に不備がなければ即日〜数日程度で交付される。
多くの場合、内定先の船社が指定病院の手配や手帳申請の書類作成をバックアップしてくれるため、未経験者であっても手続きで迷う心配はありません。