航空会社が定めるルールだけでなく、客室という密閉された共有空間における「乗客同士のリアルな摩擦」も大きな問題となっています。大手旅行掲示板やSNS(X、知恵袋)に寄せられる利用者の生の声からは、周囲の乗客が抱く強いストレスが浮き彫りになっています。
「ハワイ便の夜間フライトで、前の乗客が吊り下げ式フットレストを使っていたらしく、足を動かすたびにこちらのシートが前後にガタガタ揺れて一睡もできなかった」「CAさんに伝えて注意してもらい、ようやく外してもらった」という報告は後を絶ちません。前席に座る乗客にとっては、自らのパーソナルスペースを背後から揺さぶられる極めて不快な体験となります。
一方で、乳幼児や小さな子供を連れて搭乗する親世代からは、ベッド型グッズに対する切実な支持の声が上がっています。「10時間を超える欧米路線で、子供が横になって寝てくれたおかげで泣き叫ばずに済み、本当に救われた」「ジェットキッズのおかげで周囲に迷惑をかけずにフライトを乗り切れた」という体験談は少なくありません。
しかし、ネット上では「子供を寝かせるために隣の座席の足元スペースまでクッションがはみ出してきた」「親が通路側に座り、奥の子供のベッドグッズが邪魔で脱出時に不安を感じた」といった否定的な意見も根強く存在します。便利グッズが周囲にとっての「迷惑行為」に転落するかどうかは、利用者のモラルと配慮に完全に委ねられているのが現状です。