『みどりのマキバオー』の物語は、単なる一匹の競走馬の物語にとどまらない。後に描かれた続編『たいようのマキバオー』へと、その血統と精神は脈々と受け継がれているのだ。つの丸氏が描くこの続編では、前作で散りばめられた血統のドラマやライバルたちの血を引く競走馬たちが登場する。
カスケードの血を継ぐ馬や、マキバオーの血縁にあたる馬たちが繰り広げる新たな戦い。初代の最終回で残された「勝負のその先にあるもの」というテーマは、続編において現代競馬のリアルな厳しさと希望として見事に回収されている。初代を観終えた後に続編へ触れることで、作品全体の深みが何倍にも増す仕掛けとなっている。