日本代表の歴史において、過去最高順位は1998年2月に記録した世界9位です。ただし、当時の計算方法は対戦相手の質や試合の重要度が今ほど厳密に反映されておらず、現在の「SUM方式」とは比較になりません。実質的な競争の厳しさを考慮すれば、現行システム下での「世界15位」こそが日本サッカー史上最も価値のある順位であると専門家の多くが口を揃えます。
そして今、このランキングが最も重い意味を持つのが、2026年W杯本大会の組み合わせ抽選(ポット分け)です。48カ国が出場する今大会では、グループリーグが4カ国×12グループで争われます。シード順となる「ポット1(第1シード)」は、開催国3カ国(アメリカ、メキシコ、カナダ)に加え、FIFAランキング上位9カ国の計12チームに与えられます。
日本が位置する15位は、「ポット2(第2シード)」の上位枠に完全に入り込みます。ポット2を確保できれば、グループリーグで欧州や南米の第2シード格(強豪国)と同じ組に入る確率を劇的に下げることが可能です。過去のW杯のように「死の組」に組み込まれるリスクを極小化し、決勝トーナメント進出の確度を飛躍的に高められる点こそ、FIFAランキングを高く保ち続けた最大の恩恵といえます。