アイドル史・エンタメ史において、本作が「伝説」と称される最大の理由は、SixTONESの結成へと直結した点にあります。ドラマのメインキャストに抜擢されたジャニーズJr.の6名、すなわち森本慎太郎、松村北斗、京本大我、田中樹、ジェシー、髙地優吾は、ファンの間で自然発生的に「バカレア組」と呼ばれるようになりました。
当時、Jr.内でもそれぞれ異なる活動を行っていた6人がひとつのチームとして集められたのは、プロデューサー陣による直感的なキャスティングがきっかけでした。しかし、ハードなアクション練習や深夜に及ぶ過酷な撮影を共にするなかで、6人の間には演技を超えた強固な仲間意識と唯一無二の化学反応が生まれていきます。
ドラマは大ヒットを記録し、同年秋には映画化、さらには『SUMMARY 2012』などのステージでも「バカレア組」としてメインを張るほどの社会現象を巻き起こしました。ところが、その後グループとしての正式な固定化はされず、活動は一時的に自然消滅。メンバーはそれぞれ別のユニットやソロ活動へと散り散りになるという試練の時期を迎えます。
この状況を打ち破ったのがジェシーでした。「もう一度、あの6人でやりたい」と熱望したジェシーがメンバー一人ひとりに声をかけ、松村北斗、森本慎太郎、京本大我、田中樹、髙地優吾が再び集結。2015年5月1日、『ジャニーズ銀座2015』のステージ上でジャニー喜多川氏からグループ名「SixTONES」が授けられ、正式結成が発表されました。『私立バカレア高校』がなければ、現在のSixTONESというグループはこの世に存在しなかったと言っても過言ではありません。